top of page

ストーリー

人々の娯楽の一種として多くの人々に普及したテレビゲーム。
時代は流れ、テレビゲームは多種多様なハードやジャンルを生み出し、多様化していった。
その中でもMMORPG(大規模多人数同時参加型オンラインRPG)は、従来のRPGの様に、一人で黙々とクリアまでプレイしていく物とは異なり、
RPGながら一つの世界観に多数のプレイヤーが同時に冒険するという事から、登場当時は斬新なゲームシステムとも言われた事もあったそうだ。
その為、ゲーム独自の人間関係が出来たり、独自の経済システムも生まれていった。

そして時は2025年、VR(バーチャルリアリティ)技術が進化を続け、遂にプレイヤー自身が仮想世界へとダイブし、プレイが出来るゲームが登場する様になっていった。
もちろんMMORPGも例外では無く、VR技術による仮想世界でプレイするものも登場していった。
その中でも「Dreamy World」というVRMMORPGは、一般的なVRMMORPGの常識を覆すものとなったいた。
一般的には男性比率が高いと言われるMMORPGというジャンルで、女性のみを対象にしたという斬新さを売りにし、
更にファンタジーな世界観に、可愛らしいアバターのコスチュームデザインから、女性プレイヤー達の心をがっしり掴み、
女性プレイヤーのみでありながら、かなりのプレイヤー数が登録している人気ゲームへとなっていた。
そしてそのゲームにプレイを始めようとする一人の少女から始まる、仮想世界を舞台にした冒険と友情物語。

ストーリー上に登場するゲームやゲーム機器について

Dreamy World
この物語の舞台ともなるゲーム、ジャンルはVRMMORPG。
プレイ対象は女性のみという、男性比率が高めのVRMMORPGでは異例とも言える作品。
ファンタジーな世界観に、アバターコスチュームのデザインも女性向けに可愛らしいのが多く揃っており、また男性プレイヤーからのハラスメント行為が実質的に無いため、女性プレイヤーから多くの支持を受けている。
殆どのプレイヤーがまったりとしたプレイスタイルが多いが、一部の上級者プレイヤーは、高難度コンテンツへの挑戦、またプレイヤー同士との対戦、俗にPvPと呼ばれる対人戦も盛んである。
また、HPが0になると、一定時間経過で近くの復活ポイントまで戻される仕様となっている。
このゲームをプレイするには、”Mirage”と呼ばれるVR機器が必要であり、またプレイ開始時にゲーム側で性別認識を行うため、男性が女性と偽ってプレイ出来ない様になっている。

・Mirage(ミラージュ)
Dreamy Worldを始めとしたVRMMOGをプレイする為に必要なゴーグルと耳掛け式ヘッドホンが合わさった形をしたVR機器。
仮想世界へのダイブ時は、現実世界でのプレイヤー自身は仮眠状態となり、通常はゲームからのログアウトするまで体を一切動かす事は出来ないが、
例外として、装着者及び機器に一定以上の外的刺激が加えられた場合は、強制的にダイブを解除する様に設定されている。

bottom of page